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千葉県九十九里町にある酒屋”太田屋酒店”のブログです。
お酒・店舗情報などを中心に更新していきますので、宜しくお願い致します。

2012-01-10

大人になって、トリコになって

新年が明けて、早十日。

昨日今日と晴着姿もチラホラ。
成人を迎えたみなさん、おめでとうございます!

そんな二十歳を迎えられた新成人の皆さんも、新たに日本の飲酒人口に加わったと言うことで
美味しいお酒のトリコになっていただきたいなと思うわけです。

成人式の記憶はまだまだハッキリ覚えている飯島です。

新年一発目のお酒紹介ですね。
なんで、新年らしく日本酒でいっきます。

まず、

今朝しぼり 純米酒

千葉の蔵本「飯沼本家」のお酒。

年に一度、完全予約販売で
蔵元にて朝一で搾ったお酒をその日のうちにお家へお届け。

若干、発泡していてフレッシュ。
変な例えなので小さく書きますが
三ツ矢サイダーの香り...。

口に入れてからどんどんヨーグルト風な酸味が出てきます。
絞りたてならでは?炭酸パワーを使って舌を酸味狙撃。

意味分からん表現、そこはご愛敬。

意外性バツグンなので、日本酒苦手だって人に是非飲んでもらいたいですね。
年に一回しか味わえない、とことんフレッシュなお酒!
ただ、発売はまた来年の11月なんです、、、。




不動 吊ししぼり 純米吟醸 無濾過生原酒
去年、この日本酒はかなり飲みましたね。
こちらも千葉の蔵元「鍋店」。

華やかだけど、
かなりずっしりな甘み(バナナっぽさ)を感じる香り。

酸味しっかり、濃厚・芳醇で
口中にふぉわふぉわ~っと甘みが広がります。
後味はスッキリ!
でも、それほ~どビターじゃな~い。

お燗にもしたかったんですが、飲み干しちゃいました。

鳴海 吟醸無濾過生酒

3本目も千葉の蔵本「東灘醸造」
仲真氏オススメの一本。

控えめな吟醸香で透明感ある爽やか~な香り。

 トロっとした感じはありつつも、すっきり辛口な印象。
 甘さや酸味がしつこくなく、飽きの来ない味わい。
よーく味わって飲むと粉薬を飲んだときのような苦味が舌奥に残って
こちらはちょっとビターな大人の後味。



寫樂 純米吟醸 ささめゆき

最後は、福島県の蔵元「宮泉酒造」のお酒。

震災時、大変な被害にあった蔵なんですが
宮城で同じく被害を受け酒造りを断念せざるを得なかった平孝酒造(「日高見」で有名)の
酒米を買い取り、お酒を造ったそうです。

その際、造られたお酒(蔵の華)とは違うんですが、
とても美味しいお酒。

うすにごりのお酒で、爽やかでフレッシュ。
一本目の今朝しぼりに似たフルーティな香り。

味わいはキレイの一言。
雑味なく透き通っていて、味わいの刺激が優しい。
誰にでもオススメできるお酒だなと。

これからも被災した酒蔵の復興支援を続けていくようで、
今後も気になります。


当店で扱っていないお酒・入手できないものも含めご紹介しましたが、
今回の4本、日本酒が苦手って方にも比較的飲みやすいチョイスになっているかと思いますので、
見かけた際は、飲んでやってください。
そして、できればそのままトリコになっていただいて...。

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