説明

千葉県九十九里町にある酒屋”太田屋酒店”のブログです。
お酒・店舗情報などを中心に更新していきますので、宜しくお願い致します。

2012-02-22

フランクなマサール

2月22日。

”2”という数字が並ぶ日。
にゃん、にゃん、にゃん。
というわけで猫の日らしいです。
この記事も22時22分に書き始めたので、にゃん、にゃん、にゃん、にゃん、にゃん...

どうも、犬も猫も好きなんですが、猫を触るとまぶたが腫れる猫アレルギー飯島です。

今日はそんなアレルギーな対応なんて一切しない?とってもフランクなマサールさんのワイン。

フランク・マサール ヴィーニャ アルタ(白) 2010
コチラが白で。

フランク・マサール ヴィーニャ アルタ(赤) 2010
コチラが赤。

ほとんど同じエチケットなんだから載せる必要ないだろうって聞こえてきそうですが。
まぁ、間違い探しでもしてみてください。

そして、”ざっくばらんな勝さん”とか、”素直な優さん”というわけではなく
造り手の名前がフランク・マサール。

ワインはスペインワインなんですがマサールさんはロワール出身のフランス人。
実は凄いソムリエでもあるんですが、2004年から生産者としてもスタート。


まずは白。
香りはシンプルだけど、菩提樹のようなとっても心が落ち着くフローラルな香り。
なんというか、寝起きに嗅ぎたい。

味わいは喉が渇いていたらガブガブいけちゃうんじゃないかってくらい、軽めでシンプル。
ストレートの一本道の先にマサールさんが待ってる感じ。
・・・余韻で個性が出てくるって言いたいんだと思います。

香りもそうですが、たぶん目覚めの一本でいけます。(やりませんが)


続いては、赤。

若干香りは控えめで、穏やか甘酸っぱ香。
低めの温度だと、かなり印象薄くなっちゃいます。

ボディはミディアムっぽさはあるんですが、
果実層がさっぱりとしていて、ライトボディな印象にも。
こちらも余韻がキレイで一本道の先にマサールさん。

しっかりとした味わいを求める方には物足りないかもしれませんが、
シンプルの先に優しく素敵な味わいを感じれるワインです。



価格もかなりお手頃なので、是非お試しください。

フランク・マサール ヴィーニャ アルタ(白)はコチラ!

フランク・マサール ヴィーニャ アルタ(赤)はコチラ!

サッカー見ながら書いていたせいで、猫の日ギリギリ。

2012-02-10

春酒香んばし

節分、立春も過ぎ、寒いけど暦の上ではもう春。
そんなわけで、今日はちょっぴり早いけど、春酒。

お酒は千葉ではお馴染み「飯沼本家」の春限定酒”春酒香んばし”。
このお酒は一年でもっとも寒い時期にお酒を造る寒造り。

以前、酒造りを体験させていただいた時に
洗米をやらせていただいた事があるんですが、もうキツイのなんの。
雪降る寒さの中、ハチャメチャ冷たい水に素手にて洗米。
もう修行の域。

大吟醸酒ともなれば、ピリピリムードの中
洗いの「開始ッ!」・「止めッ!」を秒単位で管理してるんです。

そんな造り手さんの愛情たっぷりな吟醸・大吟醸酒を豪華に飲み比べ。

甲子 春酒香んばし 純米吟醸生原酒
まずは、純米吟醸酒から。
香りはそよそよと感じる吟醸香。控えめな方。

口に含むと・・・

「冷やして呑んだらいい!」

と聞こえてきたような、こないような。
もう水のような爽やかさ。
でも、後半にはお米のボリューミンさが出てきて、
梨を食べた後のような瑞々しい甘さが残ります。

冷たい口当たりの後に、口中で暖まって味わいの花開く。
まさに春!冷やで是非!

甲子 春酒香んばし 純米大吟醸生
続いて、純米大吟醸。
単独でグイグイいけちゃいます。

香りは同じラベルなだけあって、コチラもそよ風ちっくな控えめ吟醸香。
少しこちらの方がスッキリとした印象。

純米吟醸に比べて辛さが控えめで、乳酸っぽさが目立ってきます。
一貫してスッキリしてますが、飲み込んだ後に甘い吟醸香が立ち上ります。

桜の花びらでもお猪口に浮かべ~、なんて風流な飲み方したくなります。
お花見の時期に個人的にやろうかなと。


甲子 春酒香んばし 純米吟醸生原酒はコチラ!
甲子 春酒香んばし 純米大吟醸生はコチラ!

2012-02-01

萌える葡萄。

手袋を「親指・人差し指~小指一体型」から「5本独立型」へ変更しました。
ようやくキーボードが打てる環境になりました。。

エアコンにも真っ向勝負の極寒の部屋で人間の命の脆さを痛感…

山中です。


新緑の萌え立つ日々を待ち望み、耐え忍ぶ毎日。

そして出会った

10 ロモランタン  フランツ・ソーモン

「ロモランたん。」


「たん」ですよ。「たん」

ネタとしてギリギリなのは分かります…。
けど「たん」です!!

オオタヤセラーズならば…

若旦那・飯島の場合は「大介たん」
アル中・仲真の場合は「篤彦たん」
わたし・山中の場合は「学たん」


ねぇ?


と、あんまりふざけるとお叱りを受けるので…。


「ロモランタン」は現在、フランス・ロワール地方でのみ栽培されている土着葡萄品種ってやつです。
白ワインの品種ですが、気難しい品種らしく、その希少性にばかり焦点が合せられるようですが、
やはり優良生産者が作る物は味わいにも光る物があるんですね。

香りはパイナップルや蜂蜜、レモンのコンフィチュール。
青臭さは無く、黄色い香りに包まれるようなイメージです。
バブリシャスを初めて噛んだ時の感覚。

粘性の高い口当たりと甘やかな果実味からグレープフルーツの皮の様な苦みとシャープな酸が追いかけてきて…甘酸っぱくて、ほろ苦い。

きゅんきゅんしちゃいますな。

「萌え渡る なげきは 春のさがなれば」 By万葉集


意味はご自身でお調べ下さい。なんとなく好きなだけ。。




そんな素敵なロワールのコスパ抜群のワイン。うまいです。