説明

千葉県九十九里町にある酒屋”太田屋酒店”のブログです。
お酒・店舗情報などを中心に更新していきますので、宜しくお願い致します。

2011-07-31

煌めくゴールデンエール。

先日の仕事帰り、草木も眠る丑三つ時…。

羽化中のセミを見つけました。
セミにとっての一大イベント中。
お邪魔して申し訳なくも、カメラ小僧になっていた山中です。

小学生の頃、キャンプで初めて羽化を見た時の感動がフラッシュバック!

当時のピュアピュアでキラキラな思い出を噛み締めつつ、
毎晩毎晩ベロベロになってるのです。

んな訳でビール。
ベルギービール マルール10

91年から醸造を始めた比較的新しい醸造所だそうです。
ちょうど私がキラキラ小学生だった頃。


ゴールデンエールの類は泡がモコモコたくましくてスプーンで食べたくなりますな。

ホップの香りと青リンゴ系のチャーミングなイメージの香りです。
フレッシュ&フルーティーの軽めのビールと思いきや、
口に含むと高めのアルコールから来るボリューム感たっぷり。


少女漫画にありそうなシチュエーションのあの感じですか?!
幼なじみの彼が…子供だと思ってた彼が、いつの間にか頼れる大人に。。

「…えっ。」って頬を赤らめる。。

こぉ~なんて言うか、このギャップに胸キュンしちゃう!ってあの感じですか?
これって恋?みたいなキラキラしてるあの感じですか?!
な、なんか書きながら興奮してきました!!


と。
あんまりふざけると怒られそうなのでこの辺で。

ちなみにリンゴ入りのポテサラなど。
マヨネーズの様な柔らかい酸味と相性がいいと思います。
ギャップがあるが故に、どちらにも振れずバランスの取れるビール。
変な例え話は忘れて飲んでみてくださいませ。いいビールです。








2011-07-30

限界の四本目

先日、シェフ山中家にお邪魔し目的は違いましたが、いろんなワインをイタダいてきました。
今日は写真盛りだくさんな感じです。


とりあえずの一本目の白。
リエッシュ クープ・デ・クール ドミセック 2009
エチケットが切な・・。アルザス地方のワイン。
アルザス飲みたいって言ったらシェフが出してくれました。

甘い香りとミネラル感のしっかりした白。
開けたてはそんなに甘さは感じませんでしたが、時間が経つにつれてかなり甘くなってました。


しばらくして、もう一人友人・仲真さんが登場し、持ってきた沖縄の伊勢えび。
シェフに調理され、こんな感じに。
ちなみに沖縄の仲真さん家の近くで、いつも手掴みで捕まえるんだそうです。

初めて伊勢えびの卵なんて食べました。
一粒一粒がしっかりしてて美味。


エンジンかかってきた二本目。
ドメーヌ・ド・ペイラ VdT クレピュスキュール
シェフ山中と仲真さんが薄っすら笑みを浮かべてのチョイス。
無清澄・無濾過、酸化防止剤も一切使用しない造り手のワイン。
 
かなりの温泉香・・・。(言葉を選んで使ってます)
でも口当たりは軽やかで、なのに旨みたっぷりな感じ。
・・・自然派に興味のある方は試してみてください。

間挟んで、ズッキーニ。


ここからはメモ頼りの三本目。
ドメーヌ・ジュリアン・クルトワ アンセストラル・ルージュ 2005
造り手はロワール地方を代表する自然派の生産者クロード・クルトワの息子。
品種の組み合わせが変わってて、カベルネ・ソーヴィニヨンとガメイ。

・・・若干、ピントがズレ始めてますね。
カベルネを想像して飲んだ為か、意外にもピュアな酸の綺麗な味わいで
飲んだとき驚いていたような記憶が。


そして、とうとう四本目。
ドメーヌ・ユドロ・バイエ ブルゴーニュ・パストゥグラン 2009
メモが真っ白・・・。

正直、美味しかったんですが。
ただ、飲んで癒されてた覚えしか。
そんなのもたまには。


そして、〆のパスタはこんなてんこ盛り。


なんだかんだ食べきってました。


この後、シェフ山中は座ったまま眠りについてました。
お疲れ様でした。

2011-07-26

五人娘 純米酒

今日は久々に日本酒を。

最近はワインを飲むことが多かった為か、なんだか美味しいです。

五人娘 純米酒

今回飲んだのは千葉県の蔵元、寺田本家「五人娘」の純米酒。
この蔵はお米は全量無農薬米、無添加・生もと造り(簡単に言えば人工的なものではなく天然の微生物による造り方)・無ろ過と昔ながらの自然なお酒造りをしている蔵なんです。

蔵元では既に今年分は売り切れている為、当店での販売も在庫分のみとなっています。
そんな状況なのに自分で飲んでしまってるわけですね。

なのでちゃんと書きます。




ここのお酒はとにかく個性が強い。

このお酒も正直、スッキリとした日本酒を求めている人にはあまりオススメはできません。
そして、ハマる人にはピタッとハマります。
そんな日本酒。


写真だと分かりずらいかもしれませんが、かなりの琥珀色。

酸味ある香りと、田舎を連想させる穀物のような独特な香りです。
でも、これが人工的な酵母を添加して狙った香りにはあえてしない、自然にこだわってできた日本酒の香りなんだと。

フレッシュ感は無く、香りから想像できるような酸味があります。
そして、飲み込む一歩手前くらいから「濃ッ!」って。
飲み終えた後の口に残る感じも、飲み物を飲んだというより食べ物を食べたかのような
しっかりとした味わい。

個人的に生もと造りの日本酒は好きなんですが、何が好きかって
この酸味・旨みの濃い感じがいいんです。 


燗にもしてみました。
この暑さで 。
でも、いいんです。誰にも迷惑かけてないですから。

完全に燗上がりするお酒です。
いろいろな味わいが混ざっているからこそ、燗にすることで全体がまとまります。
美味しいですよ。




味わいを削って飲みやすくするといった観点から外れて、味わいをできる限り残した、そんな日本酒。
機会あれば飲んでみてください。

五人娘 純米酒 はこちら!

2011-07-20

ルーカス・トゥンバ VdT レ・グラン・シュマン 2008

世間一般では3連休だったこの週末。
天気もよく、海岸には元気満々に走り回る知事、bayfmも特設ステージと盛り上がっていたわけですが、
休みが明けてからは一転してじめっとした感じが続いてますね。

そんなじめっとした日が続く中、暑苦しさゼロな赤ワインを紹介。

・・・話のもっていき方に多少の無理はありますが、ゴリ押しでいきます。
今回ご紹介するワインは個人的にプッシュな一本。



ルーカス・トゥンバ VdT レ・グラン・シュマン 2008
南フランスのコート・デュ・ローヌ地方のとても小さな造り手のワイン。
ルーカス・トゥンバのワインはほとんどがパリの有名レストランに買われ、日本に入ってくる量も少ないそうです。

そんなワインの生産者エリック・ブルタン氏はたった一人でブドウ栽培から醸造、瓶詰
め、ラベル貼り、コルク打ちまで全て手作業で行っちゃう人。






開けてみれば、果実の香りと樹木を通ってきたような涼しげな香り。
香りがガツンとくる感じではないので、押し付けられているような感覚がないです。

味わいも同様。
酸味が穏やかで芯には深みのある味わい。
全体のバランスも良くて、なんだか体が安らぐような。
落ち着いてしみじみと飲みたい、そんなワイン。

しみじみとか言いながら一本すぐ空けてしまったんですが、機会があればまた飲みたいです。
価格も今回入荷したもので唯一の二千円台ですが、正直二千円台のワインには思えないですよ。



暑さに疲れた夏に、安らげる赤ワイン。
夏に赤ワインもいいかもって思っていただけるはず。

是非、試してみてください。

ルーカス・トゥンバ VdT レ・グラン・シュマン はこちら!

2011-07-14

和リキュール

千葉県の蔵元・飯沼本家から日本酒や梅酒を使ったリキュールをご紹介!
今回、四種類一度に飲んだので、一気にいっちゃいます。


まずは、ローズリキュール。

ローズリキュールは日本酒をベースに造られているんですが、
日本酒感はまったくありません。

飲んでもいいのかってくらいのバラの香り。
アルコール感は控えめ、ストレートで飲んでもジュース感覚。
バラの香りが鼻から抜けます。

飲んだ後も、香りが残っていて、しばらく豪華な気分ですね。
寝る前に飲むとリラックスできて、心地よく眠れると思います。




二本目は、パクチーリキュール。

苦手な人をよく聞きますが・・・あの香草パクチーを梅酒に漬け込んだお酒です。
といってもパクチーの青臭さはなく、梅酒ベースの味わいに爽やかさをくっつけてくれている感じで飲みやすいです。
普通の梅酒よりも個人的にこちらの方が飲みやすいです。

こちらは4種類の中で唯一アルコールは高めです。
炭酸割りやロックがおススメかと。



三本目は、ゆずリキュール。

 こちらも日本酒ベースのリキュール。
 香り・味わい、もう柚子だらけ。
日本酒ベースですが日本酒っぽさはまったくないです。
でも、酸味に日本酒の旨みをプラスしています。

爽やかで、ストレート・ロックでもグビグビ飲めてしまうんですが
夏ですし、もっと爽やかに炭酸割りがおススメです。
場所・時間を選ばずに飲めるお酒だなと。



最後の四本目は、ヨーグルトリキュール。

ヨーグルトの酸味ある香りの中に日本酒のふっくらとした甘みのある香りがいいです。
飲んでもヨーグルトの酸味の後を日本酒の甘みが追っかけてきます。

ストレートだと飲んだ後に少し喉に残るような感覚があるので、
少量の炭酸で割ると美味しかったです。
デザート感覚でどうぞ!


一気に四本紹介しましたが、四本それぞれに個性があって美味しいです。
個人的にはヨーグルトの意外性に。

是非試してみてください!

2011-07-11

夜市 ~はちどり食堂~

以前から行きたいと思っていた九十九里の「はちどり食堂」の夜市へ。



屋外にて飲み食いしてたんですが、海風で涼しいかったです。



屋外ビールはうまい。
写真のつまみは長生村で造られた無農薬栽培のポテトだそうです。
他にきゅうりなんかも。美味しかったです!
水餃子や焼き豚、焼きそばと・・・がっつりいただきました。




毎月第2土曜日の夜に開かれているので、九十九里に来た際には寄ってみてください。
祭りになってますよ。

はちどり食堂さんのブログはこちら!

2011-07-09

カーヴ・カステルモール VdT ビュヴェット ブラン 2010

続いちゃいます、本日二本目を。

カーヴ・カステルモール VdT ビュヴェット ブラン 2010
白ワインです。このブログで初めて書きますね。

カステルモール協同組合の白ワインになります。
南フランスは低価格帯のワインが多いんですが、
こちらの組合では昔から安さだけでなく品質にも力を入れてきた組合です。
エチケットも洒落てます。

ちなみに、 名前のビュヴェットの意味は昔の言葉で、
ワインを飲む場所、立ち飲みスタンド、 軽食堂という意味と共に、気のおけない仲間が集まって酒盛りや宴会を開くという意味で使われていたそうです。


スクリューキャップになってます。
名前の通り、気軽にって感じですね。



ほぼ透明に近い薄い黄色。
香りはいたってシンプルでフレッシュな爽やか香です。

味わいはフルーティ!
でも、口に力が入っちゃうような酸っぱさがないです。
飲み終えたあとに口の中に残っている酸味がスーッと消えていきます。
口に含んで飲み込んで消えるまでの一連の感覚がスムーズ。

アルコールも白ワインにしては13.5%と高めですが、何も言われずに出されたら気づけませんね。
どんどん飲めてしまうので気づいたら酔ってました。

名前のまんま、気軽に飲める白ワインかと。でも、ちゃんと美味しいです。


ちなみによくワインを飲むと翌日頭が痛くなるとか言われますが、
自然派ワインは酸化防止剤を押さえているせいか頭痛が起きづらいと言われています。

気軽に飲めて美味しい、二日酔い知らずな白ワイン。
価格も低価格帯なので試してみてください。

カーヴ・カステルモール VdT ビュヴェット ブラン 2010はこちら!

エステザルグ レ・ゼール コート・デュ・ローヌ ルージュ 2009

前回に引続き、またまた赤ワインをご紹介!

・・・とその前に。


今週、町の商工会で熊本へ行ってきたんで少しその話を・・・というか食べ物の話。

見て・食べて・飲んでと熊本を満喫。
熊本の馬肉もお酒も美味しくて色々と書きたいところですが、



・・・これが美味しかったんです。


「いまきん食堂」の赤牛丼。
赤牛肉が絶品!中に大根の漬物が隠れて入っていて、これがまた合うんです。
熊本に行ったら是非食べてみてください。

そんな熊本話・・・。 
以上!




改めまして、赤ワインを!
エステザルグ レ・ゼール コート・デュ・ローヌ ルージュ  2009
前回のグランド・ヴィーニュと同じ、エステザルグ協同組合のワインになります。
とあるワイン雑誌の旨安ワイン特集にて、極めつけの30本のうちの第二位を獲得してます。
そんな話題になったワイン・・・


甘い果実の香り。
どうしても比べてしまいますが、前回のグランド・ヴィーニュがジューシーで勢いある香りなら
こちらは甘く穏やかな香りです。

3日程すると酸味のある香りが加わり梅酒のような香りが。
飲欲をそそります。

味わいもグランド・ヴィーニュより控えめな主張で、全体がまとまっています。
同じジューシーさなのに透明感ある酸と味わい。
こういうのを綺麗な味わいっていうのかと思っちゃったり。

グランド・ヴィーニュより数百円高いのですが、よかったこちらもお試しあれ!

2011-07-02

エステザルグ レ・グランド・ヴィーニュ ルージュ 2009

以前、ブログに書いたインポーターさんからワインが届きました。

今回入荷したワインは全て自然派のワインになるんですが、以前から1000円代の美味しい自然派ワインを探していて、ようやくご紹介できます。

ちなみに自然派ワインとは、
無農薬・有機栽培で育てられた自然な葡萄だけを使って、酸化防止剤の使用も抑え、自然な製法で余計な手を加えずに仕上げたワインのことを言います。(明確な定義があるわけではないですが。)

「自然に」と言っても、それを成立させる為に並々ならぬ努力と苦労があるようですが。
その分、ブドウそのものの甘さ、酸味、苦みといった味わいがお楽しみいただけます。


そんな入荷した自然派ワインの中から、まずは赤を一本ご紹介!

エステザルグ レ・グランド・ヴィーニュ コート・デュ・ローヌ ルージュ 2009
10人足らずの若い醸造家が加盟しているフランス最小の組合と言われるエステザルグ協同組合のワインになります。
この組合では多くの高品質ワインを生み出していて、看板ワインとなるのがこのレ・グランド ・ヴィーニュ!

開けたては「グレープジュース!?」って
思っちゃうほど濃縮した香り。スパイシーな香りも。
2日後くらいに再度飲んでみると、香りはまろやかに。

味わいも皮ごとブドウを食べたような濃厚な味わいです。
でもなんというか、優しい甘味と柔らかな酸味なんです。
なのでボテボテとした感じはありません。

多少の収斂味はありますが、 このぐらいはアリです。

喉を通った後には、なんとなく出汁の効いたものを食べたような旨味がジンワリと。
コクや旨味のある日本食を合わせてみるのもいいかと。

コストパフォーマンスに優れたオススメの自然派ワインです!
お試しあれ!

エステザルグ レ・グランド・ヴィーニュ コート・デュ・ローヌ ルージュ 2009はこちら!